タイの物価上昇がロングステイヤーに大打撃！チェンマイは日本より安いは幻想へ？

タイの物価は、どんどん上昇傾向にあります。

何度かこちらのブログでも、この話題は取り上げていますが、物価についてよく質問されるため改めて書かせていただきます。

タイのチェンマイの物価はいかほどなのでしょうか？

タイに行けば快適な年金生活が送れるはもはや幻想？

タイは、年金暮らしの方々に大変人気の国です。

結構前になりますが、まだタイの物価がこれほど高くなかった時代にテレビ番組などで「タイのチェンマイはかなり安く住める」とか「５万円あれば快適な暮らしができる」などと特集され、多くの方々がタイのチェンマイに移り住んでいます。

その頃から比べると、タイの物価は大幅に上昇しています。

物価が上がっているだけではなく、円安の状況もあまり嬉しくない状況といえるでしょう。

一昔前までは、１バーツ２・５円程だったのが今では３・３円です。

毎月のこととなると、大きな違いです！

物価は、インラック政権が実施した最低賃金の引き上げからどんどん上昇し、今ではバンコクではかなり物価の水準が高くなっています。

私も、バンコクに行く度に少しずつ高くなっていく様々なものに辟易中です。

チェンマイも同様に、じわりじわりと年々物価が上がり続けています。

５万円で本当にチェンマイで一ヶ月暮らせるのか？

本当によく聞かれる質問なのですが、「５万円で一ヶ月滞在できますか？」という質問を何度となくいただきます。

いつも答えてますし、こちらのブログでも書いてますが一人５万円で暮らそうと思えばもちろんチェンマイでは暮らすことができます。

５万円で本当にチェンマイで一ヶ月暮らせるのか？

タイのチェンマイでは、家の値段はピンキリです。

どんな家に住むかで、かなりかかるお金は変わってきます。

例えば、タイの人たちが住んでる家でなおかつそれなりに安心して住める家なら5000B(約18000円程)からあります。

光熱費に関しては、水道代は本当に安く済みます。

アパートによっても、リッターいくらかは変わってきますが微々たるものです。

電気代が光熱費を決める？

問題なのが電気代です。

電気代は、どれだけエアコンを使うかでかなり差が出てきます。

また、お部屋の広さが広ければ広いほど電気代は爆上げ傾向にあります。

我が家の場合は、暑期の暑い時期で1万5000円程きた時には驚きましたが、通常は1万円以内に治まります。

電気調理器で調理もしていますし、湯船にお湯を張ってお風呂に入ってもいます。

エアコンは、常に使っています。

• 家で料理もしない
• 湯船に浸からない
• エアコンはそんなに使わない

のであれば、電気代も日本円にして3000円もしないはずです。

その方その方の生活スタイルによりかなり変わってくるのが電気代ということですね。

インターネット代はどれ位かかる？

タイのインターネット代は、日本に比べるとかなり安いと言えます。

我が家の場合は、月2000円程で使い放題の契約です。

これが自宅に引いてるインターネット回線の値段で、さらに携帯電話を２台契約していますが、携帯電話もプランによって様々ですが我が家の場合は3000円程で二人分の料金です。

電話プラスインターネットを使えますし、家のインターネットが万が一止まった時(たまにあります。)にデザリングができるので重宝します。

スマホ2台と自宅のインターネット回線合わせてこれ位で済んでますので、かなりお得といえばお得なのではないでしょうか？

もちろん、我が家の場合自宅で仕事をしているためインターネット回線は必要ですが、そうじゃない方の場合はスマホのインターネット契約だけでも十分でしょう。

日本のように、ギガ数を使い切ったら１ギガごとに1000円とか、そんな恐ろしい金額は取られませんし同じ月の中でもまた同じプランを再契約し直すということもできます。

つまり今月の頭に５ギガのプランを契約したけど、使いきってしまったと言う時に、また使いきった時点で同じプランでも、別のプランでも追加で契約することができるのです。

かなり良いシステムなのではないでしょうか？

かなり差が出るのが食費の部分

家賃同様に、かなり差が出るのが食費の部分でしょう。

タイの食事も、本当にピンキリです。

屋台で食べればそれこそ、100円程度で一食食べることができます。

朝なんて、豆乳とパートンコーと呼ばれる揚げパンを食べれば50円でお腹いっぱいです。

そんな食事をしていれば、１日300円、一ヶ月1万円もあればお釣りがきますね。

時々ビールを飲んだとしても、コンビニなどでビールを買えばそんなに高くありません。

「屋台なんて無理！」とか、「日本食じゃないとちょっと。」という方の場合はかなりお金がかかると思っても良いでしょう。

また、材料にこだわり始めると本当にお金はかかります。

我が家の場合は、食費に関しては体調の問題もあり結構かかっています。

タイに来たけど日本と生活費は変わらない？

タイは安く住めるし、年金は余って貯金までできるなんて言われたけど、全然そんな事はなく日本と生活費は変わらないとか、日本の方がむしろ安かった！

なんて方もいらっしゃいます。

日本は持ち家で家賃もかからなかった分、タイでは家賃がかかるので高くついてしまうのです。

タイのチェンマイに来てどんな生活をするかで、本当にかかる値段は変わってくるのです。

それこそ、毎日のようにマッサージに行きゴルフに行き、さらにはエステも！

そして食事は有機野菜を購入したり、お肉も質の良いものを、夜ご飯は毎日日本食なんて言ってると、本当にお金がかかります。

いろいろな暮らしをしている方がタイのチェンマイにはいますが、ついに我が家も日本人の方に「お金を貸して。」と言われて食事代を貸したところ、返ってこないということが起こりました。

まあ、貸した時点で返ってこなくてもいいやと思ってたお金ですが、自分たちよりもかなり年上の方でしたのでちょっと残念な気持ちになったのは言うまでもありません。

隣で食事をされてたお方でした。

お金を貸してと言われて貸すことは基本的にありませんが、たった日本円にして300円程の食事代を自分の子よりも年下の私たちに借りるというのは何も思わないのか、色々と考えさせられた瞬間です。

何れにしても、日本のニュースなどでも言われてる通りタイの物価はどんどん上昇傾向にあります。

新しくできているマンションなんて、とてもじゃありませんけど手が出る金額ではありません。

日本の地元の賃貸マンションよりもかなり高くて、驚きを隠せませんでした。

マッサージや物の値段、レストランや屋台の値段も年々本当に上昇してきています。

先日、皮をむいたココナッツが１つ５バーツ値上がりをして、びっくりした所です。

私たちは、温暖な気候と過ごしやすい環境、仕事をしやすい環境が大好きなのでしばらくチェンマイにいますが、「安く暮らせる」という点に焦点を当ててロングステイを考えられてる方は、チェンマイに来てがっかりすることにもなるかもしれませんね。

いくら安く住めるからといって、日本で今までしてきた生活の質を落とす事ってなかなかできないことです。

ましてや、ある程度の歳を言ってからなんて難しいですよね？

私たちの年齢でもそうなのですから。

タイのロングステイをしたいと言う方は、よく考えられてからチェンマイに来られる事をお勧めします。

住む家を探してるという方は、片言ですが日本語が話せる不動産屋さんの友人を紹介するのでこちらにメールをいただければと思います。

住む家で心地よさが変わるのも事実です。

また、ロングステイしたいと言う方は、一度ご自身の目でタイのチェンマイという場所がどんなところなのか、本当にロングステイできるのか確かめに来られるべきです。

「チェンマイは合わないわ」と何人もの方が帰国されているのを目にしてきているためです。

ネガティブな事ばかり書いてしまいましたが、これが現実です。

ちなみに、私たちはタイのチェンマイという国が大好きで可能な限り暮らしていたいと思える国です。

望めばなんでも手に入りますし、私たちの日本での暮らしは質素なレベルの生活なのでタイのチェンマイに来ても特に不便は感じません。

それこそデパートなんて１年に１度も行きませんし、地元と比べるとむしろチェンマイの方が都会なのです。

スポーツクラブにも近距離で通えますし、マッサージもたくさんありますし、美味しい食事も食べられますし、フルーツは最高に美味しいですし、コーヒーも美味しく自然もたくさんで温泉まであり。

ちょっと足を伸ばせば田舎に旅をすることもでき。

本当にいうことがない場所です。

「目の前に見える世界」をどう捉えるか。それが全てだと思います。

それでは、素敵なチェンマイロングステイを楽しまれてください。

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