2019/01/22
ヤフーのニュースを見ていると、「タイのチェンマイで孤独死や徘徊が相次ぐ」だなんて言うニュースが出ていました。
チェンマイは、第二の人生を送っている方がとても多い地域です。
長期滞在者に人気のチェンマイという町で、いったい何が起こってるのでしょうか?
タイのチェンマイで孤独死が相次ぐという現実
タイの第二の都市、チェンマイはバンコクよりも気候が良く、そしてのんびりとした雰囲気を持つ街なので長期滞在者に人気の街です。
物価は年々上昇中で、さらにここ最近は円安の影響であまり恩恵を受けられていませんが、それでも世界一周して色々な国に滞在してきた中で住むにはチェンマイがいちばん好きな場所です。
旅行に来た程度ではわからないような事って、住んでいると色々あります。
水道をひねって出てくる水が茶色い泥水のようなものだったり、臭い日があったり、水が出ない日もあったり・・
色々なことが起こるのがここチェンマイです。
それでも、この地に惚れて住んでいるという方って多いのではないでしょうか?
このチェンマイで、孤独死が相次いでいるなどというニュースを目にしました。
チェンマイで孤独死が相次ぐ理由
チェンマイで孤独死が相次いでいる理由というのは、一つでしょう。
日本よりもかなり低価格で年金で暮らしてもお釣りが来るということで、チェンマイ移住が日本で盛り上がっていた時期がありましたね。
その頃にチェンマイにやってきた人たちが、どんどん年をとっていったからに他ならないでしょう。
年をとれば、認知症なども発症します。
その結果、街を徘徊することになってしまったり。
そのままの結果といえばそのままの結果ですよね。
日本でも、同じ年代の方は認知症になったり孤独死したりしてますよね?
そんなニュースを多々目にしますが、やはり異国で孤独死となると捉われ方も変わってきます。
タイの遺体の取り扱いの問題もありますし、何よりも問題なのは日本の親族と縁を切ってる方が多いという点なのかもしれませんね。
日本での居場所をきちんと残した上での移住なら問題無し
日本にきちんと帰る場所があり、親族との関係も良好であれば特に問題はないでしょう。
好きな場所で、第二の人生を全うしているだけですから。
私の知り合いの方で、お父様がタイでロングステイされているという方がいらっしゃいます。
もちろん日本にいる家族は心配もしてますが、父が幸せならそれでいいと言う考え方で見守られています。
お父様にはお会いしたことがありませんが、現に生き生きして人生を楽しんでいるようです。
保険などもしっかりと加入しておくことで、日本にいる家族に迷惑をかけることはありません。
一番問題なのは、日本から逃げるという形でチェンマイで暮らしている方々なのではないでしょうか?
日本に比べれば、確かに安く暮らすことができるかもしれません。
でも、誰かに迷惑をかけるのであればここにいるべきじゃないのかなとも思ってます。
認知症を発症したチェンマイ長期滞在者の話
タイムリーな話ですが、タイの友人に紹介された日本人の方も去年認知症を発症しタイ人の友人がお世話をしています。
それまでの間は、本当に幸せそうな生活をされていました。
悠々自適とはこういう事を言うのか?
を絵に描いたような、そんな生活をしていたのです。
それが突然認知症の発症で、色々な事を忘れてしまい、一人暮らしをされているため心配だから頻繁に様子を見に行ってると友人は言ってました。
私も近々お邪魔させていただこうと思ってますが、タイの方はルーズな所は多々ありますが、こういう部分は本当に親切だなと感じます。
ニュースにもありましたが、本当に放っておけないんだそうです。
チェンマイでは、本当に行き場をなくした日本人の方を時々見かけることがあります。
この地では、言い方は悪いですがお金さえあればケアリゾートのようなところに入居し、認知症を発症してしまった後も介護型リゾート施設に滞在することもできます。
日本の介護施設よりも、お国柄より自由に暮らすことも可能です。
何れにしても、自国ではない国に長期滞在するのであればより一層自分自身の老後の事は考えておくべきなのではないでしょうか?
もちろん、私たちも万が一何かあった時に日本にいる家族に迷惑をかけないための保険には気をくばっています。
日本にいても何があるかわからない人生ですが、海外ではその確率が増します。
- 自分の身は自分で守ること。
- 自分の老後についてのプランもきちんと考えておくこと。
は、最低限しておかなければならない事なのかな?と思います。
タイはこれだからと文句を言ってる方によく出会いますが、私たちはタイに住まわせてもらってる身です。
日本と比べて文句を言ってるのであれば、日本に帰ればいいだけの話です。
郷に入っては郷に従う精神じゃないと、せっかくの第2の人生を楽しむ事なんて出来ないですよね。
私の大好きなチェンマイという地をもっと好きになり、幸せな滞在ができる人が増えると良いなと思ってます。
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