2019/01/22
タイでは、日本とは比べものにならない位の値段でマッサージを受けることができます。
もちろん、10年前と比べたらマッサージの値段は2倍、いえそれ以上になってきてはいますが、それでもまだまだ安くマッサージを受けることができます。
タイのマッサージセラピストのリアルについて、実際に出会ったマッサージ師たちをご紹介して行きます。
タイはマッサージ天国
タイという国は、本当にマッサージ天国です。
どこに行っても、安価で受けられるマッサージ店が乱立しています。
ちょっと疲れた時、肩が凝った時、腰が痛い時、頭が痛い時、リラックスしたい時など、気軽に立ち寄れるのがタイのマッサージ店です。
最近は、日本のマッサージも安価なお店が増えてきましたが、それでも比べものにならない程の値段でマッサージを受けることができるのです。
チェンマイのマッサージの相場は、一時間200B程、今現在のレートで約600円です。
かなり安いですよね。
そこにチップを加えたとしても、750円から900円程です。
こんなお値段でマッサージして頂ける訳なので、体のために通ってみるのもありなのではないでしょうか?
タイのマッサージ師の現状
タイのマッサージですが、日本以上に当たりハズレがあります。
マッサージによく通われてる方はお分かりかと思いますが、セラピストとの相性もありますし、手を抜くマッサージ師もたくさんいたりします。
中には、携帯を肌身離さず持っていて、電話がかかってくれば普通に出ますし、メールを打ちながら片手でマッサージをする飛んでもないセラピストまでいたりします。
きちんとしたお店では、施術のベッドまで携帯を持ち込むのを禁止してたりしますが、そこまで管理されていないのがタイのマッサージなのです。
私が今まで当たったマッサージ師の中で、一番最悪だったのがYouTubeの動画を見ながらマッサージしてたタイ人女性です。
なんの映画だか知りませんが、ずっと映画のようなものを見ながらで気持ちが入っていませんでした。
マッサージに受け慣れてる事もありますが、手を介する訳なので、気持ちが入ってないとすべて伝わります。
そこまで考えてないのが、タイ人なのです。
タイのマッサージ師は気に入らないとすぐにお店を変える
マッサージという仕事は、手に職を持ってる訳なのでどこのお店でも働くことができます。
そのため、ちょっと嫌なことがあると結構すぐにお店を変える人が多いのです。
「あれ?○○さん最近見かけないね。」というと、大抵辞めてたりします。
辞める時にタイ人が良く使う言い訳が、
「田舎に帰る」です。
田舎に帰るなんて言いながら、別のお店で働いてたりするのは本当に良くある事なのです。
先日、面白いことがありました。
私はその時その時で指名するセラピストを使い分けていますが、かなり疲れてる時には自宅にセラピストを呼ぶことにしています。
いわゆる出張マッサージというものです。
夫婦2人で同じセラピストを指名してるので、お店に行くとなると、待ち時間が出来る事になります。
待ち時間が勿体ないので、自宅に呼んでいると言うのも一理あります。
大抵4時間で呼んでいたため、彼女にとっては大きなお客様だったはずです。
いつものようにお店に電話をすると、「彼女は今日は休みだよ」と言われたので、翌日もう一度電話をしてみました。
すると、「あの後彼女に電話したら、田舎に帰っていつ戻ってくるか分からない。って言ってたよ。」なんていうではありませんか。
この地域では私の一番のお気に入りのセラピストでしたので、かなり残念だな…と思ってた所、1時間後位に部屋をノックする音が…。
来客の予定は無かったので不振に思いのぞき穴から見てみると、警備員と一緒にセラピストの彼女が立ってるではありませんか!
田舎に帰ってるはずの彼女が…。
よくよく話を聞いてみると、「あのマッサージ屋は、ノーグッドだから辞めてきた。今別のお店で働いている。」なんていうではありませんか。
しかも、前いたお店から10分程の距離のお店で働いているのです。
タイのマッサージ師のリアル
そして彼女はこう言いました。
「今後は、私に直接電話してね。」と。
今までは、50パーセントお店に取られていた分のお金が我が家に直接マッサージに来る事によって100パーセント自分のものになります。
4時間+交通費+チップを渡してるので、結構な額になります。
なかなか賢いな…と思った次第です。
もちろん、私たちも彼女には直接いつも来てもらってた訳なので、直接交渉しようと思えばもっと前の段階で出来ました。
もう半年以上、そんな事を繰り返してた訳なので。
ただ、彼女がいたお店のオーナーさんにも色々よくして頂いてたので、「それはしちゃいけないことだな」と思っていた訳です。
日本人は、結構義理を大切にしますが、タイの人はそういう事はあまりないようですね。
タイ人は信用できないなんて言われたりしますが、このような所からも来ているのでしょう。
国民性の違いと言ってしまえばそれまでですが、タイ人コミュニティの中に入っていけば入って行く程、結構「ん?」と思う事に遭遇したりします。
ただそれは、ここはタイなので私たち日本人がタイの方々に合わせるのが道理と言うものなのでしょう。
自分の物差しで測ってものを申しても、ここでは通用しないと言う事だけは確かです。
ここにいる事を選んだのも自分、そしてこんな国が大好きなのも自分です。
何があっても、自分の意志でここにいる訳ですから、「ここはタイなんだから」と思って生きて行くことが、楽しくこの地で生きられる一番の方法なのでしょう。
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