2019/01/22
タイの方々にとって、お誕生日はとっても大切な日です。
そして、タイの方々のお誕生日に対する考え方、お誕生日のお祝いの仕方は日本人も見習うべき点満載だと感じています。
タイの方々にとってのお誕生日について、ご紹介します。
タイの人たちにとってのお誕生日って?
日本人の中でも、お誕生日に対する認識ってひとそれぞれ異なりますので、タイの方々の中でも多少は異なってくるかもしれません。
私の周りのタイの友人たちは、お誕生日という日をとても大切にしています。
タイの人たちにとっての誕生日とは、「自分がこの世に生を受けたことに感謝をする日」であり、「たんぶんをするべき日」でもあるのです。
日本でも、当然誕生日の日にはこの世に生んでくれたことを両親に感謝するべき日ですよね?
でも、そんな考えを持てることってなかなかありません。
ようやくこの歳になって、生んでくれて世に出ても恥ずかしくないような育て方をしてくれたことにとっても感謝できるようになりました。
当時は嫌で嫌でたまらなかった教育も、私にとって全て必要なことだったとことに気づかされました。
もっと若いうちから、生まれてきたことに感謝できるように、タイの方々のこの考え方は見習うべきだなといつも思ってます。
タイの人は自分のお誕生日の日はお世話になってる方のおもてなしをする日
また、前述の通りお誕生日はたんぶんをする日です。
たんぶんとは、タイの仏教の習慣の一つで、「徳を積む行為」を行うことがたんぶんです。
たんぶんについては、以下の記事も参照されてみてください。
タイの人たちにとってのたんぶんは、
- お寺を建てること
- お寺(お坊さん)に寄付をすること
- 犬を大切にすること
- 恵まれない人たちを助けること
など様々な方法がありますが、日頃からお寺に行き寄付をしてお祈りをすることなどは、タイの方々の生活の一部となっています。
徳を積むことで、来世では幸せになれるというのがタイの方々の考え方なんですね。
そんなことからも、お誕生日の日は周りの人たちに感謝の気持ちをたんぶんで表す日でもあるのです。
お世話になってる方々に、お誕生日の人がご馳走するという習慣です。
日本的に考えると、なんとも言えない不思議な習慣ですが、でも理にかなってる習慣でもありませんか?
たんぶんをすること=幸せなこと
なぜ理にかなってるか。
タイの人たちにとって、たんぶんをすることというのはとっても幸せなことです。
徳を積むことができ、来世の幸せにつながるのですから幸せなこと以外の何物でもありません。
たんぶんをするために、バンコクに働きに行くという田舎の方もいるほどです。
私の知り合いのタイ人の友人は、自分のホームタウンにお寺を建てるために、日本のタイマッサージのお店で働いています。
そして田舎に帰ると、少しずつお寺に寄付を続けています。
なかなかできる事ではありませんが、これってタイの方々にとって当たり前の考え方なんですね。
タイの方々は、記念日などを日本人よりもとっても大切にします。
仏様の記念日などがあると、必ず家族でお祝いをしています。
信神深いというのも一理ありますが、人生を楽しむという意味合いでも記念日を大切にするというのは良い事だなと感じます。
お誕生日のプレゼントはいらないの?
それでは、タイではお誕生日の人へプレゼントはしなくてもいいのでしょうか?
それとこれとは全く別の問題で、お誕生日の人へプレゼントを贈るという習慣も普通に存在しています。
プレゼントに関しては、日本と同様で相手の喜びそうなものを考えて贈ります。
ただし、日本と違うのはタイの方々ってイベントが大好きなのでお誕生日というイベントも何かしらサプライズ的なことを行ったりします。
カフェなどでもお誕生日のパーティの光景を目にしたりしますが、最初は普通にみんなで勉強をしているという雰囲気で勉強をしていたのに、突然一人の人がプレゼントと花束を持って現れて主役は感激!
というような光景を何度となく見たことがあります。
結構いろいろと考えて、誕生日のサプライズ企画などを行ってるようですね(^_^;
私はタイに住んでいるので、できる限り郷に入っては郷に従う方針で生活しています。
ここは日本ではありませんので、日本ルールは日本においてこなければなりません。
そんな訳で、お誕生日もタイの風習に則り、たんぶんをする日としています。
日本の方々にも、タイの方々のお誕生日の考え方を知ってもらえればなと思います。
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