2019/01/22
11月の満月の日(旧暦の12月)に、タイのチェンマイではコムローイとロイクラトンという二つのお祭りが開催されます。
日本でもニュースになったりとかなり話題に上るお祭りで、一生に一度は訪れてみたいと思われてる方も多いはずです。
そんなチェンマイのコムローイとロイクラトンのお祭りを効率良く堪能する方法について、ご紹介していきます。
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チェンマイで行われるコムローイとロイクラトンとは?
おそらく、多くの方々がテレビやネットのニュースなどで夜空に舞うランタンのお祭り「コムローイ」についてみたことがあるのではないでしょうか?
塔の上のラプンツェルのモデルになったとされるのがコムローイで、夜空に舞うランタンはかなり幻想的な光景です。
コムローイを知ったのは、15年ほど前にチェンマイに滞在していた時で、ドイステープというチェンマイ最大のお寺でコムローイをあげてた方に教えていただいたのがきっかけです。
自分で上げるのは今年で二度目ですが、何度あげてもコムローイが夜空に舞う光景は幻想的としか言いようがありません。
こちらのコムローイが有名すぎて、ロイクラトンのお祭りの方は影を潜めてしまっていますが、実はロイクラトン(灯籠流し)も地元のタイの方々にとってはとても大切なお祭りなのです。
コムローイはインターナショナル的に有名
コムローイは、日本のみならず全世界で有名なお祭りです。
タイのコムローイがあまりにも有名ですが、実はポーランドなどでもコムローイが上げられたりしています。
大々的に行われるのはやはりタイなので、多くの観光客の方々がここぞとばかりにやってきます。
コムローイが開催される11月は観光シーズンなこともあり、街中が観光客の方々であふれかえっています。
レストランやカフェなども、いつもの2倍以上の人がいるような感じで、タイの人たちの稼ぎどきなのではないでしょうか。
そんなコムローイですが、以前はコムローイインターナショナルと呼ばれる観光客向けのイベントと、地元の人たち用のイベントと二日に分けて開催されていましたが、2015年からコムローイを上げることができるのは年に2回、大晦日の日とコムローイインターナショナルの日だけになってしまったため、地元の人たち用のイベントの開催は無くなりました。
しかしながら、地元のイベントの開催は無くなりましたが、インターナショナルのコムローイが行われる日はチェンマイのピン川近くでたくさんのコムローイが上げられています。
コムローイを上げることの意味は?
コムローイは、タイの人たちにとってとても大事な意味があります。
まず一つ目は、コムローイを天に上げることで天にいるブッダに感謝の気持ちを届けるという意味合いが込められています。
二つめは、コムローイとともに苦難も空に舞い上がりますように。という意味が込められているのです。
コムローイは、ただ単に美しいだけではなく、宗教的な意味が込められているものなのです。
ロイクラトンとは?
コムローイは、夜空にランタンを上げるお祭りですが、同時に行われるロイクラトンは、川に灯籠を流すお祭りとなります。
ロイとはタイ語で流すという意味で、クラトンとは灯籠のことを指します。
そのため、「クラトン」と書かれてあちこちに灯籠が販売されてます。
パンでできた灯籠から、バナナの葉っぱの灯籠、ツルが乗った灯籠から舟盛りのような灯籠まで、様々な灯籠が販売されています。
灯籠を自分好みにカスタマイズすることができるお店もあります。
川に灯籠を流すことで、川の神様に感謝するお祭りが、ロイクラトンなのです。
ロイクラトンの意味とは?
ロイクラトンの意味は、川の神様に感謝するということと、今年の罪を川に流すという意味も込められています。
コムローイは苦難が空に舞いますように。という意味で、ロイクラトンの方は罪が流れていきますようにという意味合いが込められているお祭りとなります。
そのため、タイの人たちにとってはロイクラトンだけではダメで、コムローイだけでもダメなのです。
両方揃って初めて、苦難が去り、罪を消すことができる、そんなお祭りなのです。
ロイクラトンとコムローイを二つ合わせて、イーペン祭りという名前で呼ばれています。
コムローイの少し前から、チェンマイでは町中にイーペン祭り2016などと書かれた垂れ幕がかかり、ランタンが木などに取り付けられていました。
ロイクラトンとコムローイを効率良く回る方法
いつもの年であれば、ロイクラトンとコムローイは地域を変えることで両方堪能することができます。
地域によって、ロイクラトンの行われる日にちは違うため、まずインターナショナルのコムローイのお祭りに焦点を定め、その日にインターナショナルのコムローイに参加して、別の日に他の地域で行われるロイクラトンに出かけてみるのも一つの方法です。
インターナショナルのコムローイは、チェンマイの中心部から少し離れたところにあるメージョー大学で行われます。
多くの人たちがメージョー大学へ向かうため、メージョー大学近辺はかなり混雑します。
そのため、早めの時間から会場入りするというのがツアーの鉄則でしょう。
こちらのメージョー大学で行われるコムローイに参加すると、ロイクラトンには当日参加できなくなります。
そのため、他の地域で行われるロイクラトンに参加されると良いでしょう。
1日で効率良くロイクラトンとコムローイ両方参加したいと思われてる方に、効率良く両方堪能できる方法をご紹介していきます。
まず、バイクに乗れることが前提となってしまいますが、バイクをレンタルしてバイクで回ることで両方のお祭りに参加することができます。
この日は、チェンマイ市内はかなり混雑します。
車は、大渋滞で全然動きません(>_<)
ピン川近辺、ターペイ門の近く、そしてナイトバザール周辺は大渋滞で大変なことになっていました。
そのため、バイクに乗ることで渋滞をすり抜けていくことができます。
(それでも全然動かずに大変だった場所もあります。)
バイクを借りることで、ピン川で行われるロイクラトンフェスティバルに行き、灯籠を流してその後でコムローイに参加することも可能です。
今年は、私たちの場合はロイクラトンに参加して灯籠を流した後に、サンデーマーケットが出る場所である三人の王様の像があるところで行われた伝統舞踊を鑑賞し、さらにその足でコムローイを上げに向かいました。
バイクがあれば、効率良くチェンマイ市内を走ることができ、1日ですべてのイベントを堪能することができます。
ただし、この日は本当に安全運転で走っていてもかなりの事故が多い日だと思われます。
我先にと、みんなバイクを運転するので、注意が必要です。
コムローイのチケットが購入できなかった方へ
インターナショナルのチケットが購入できなかったという方でも、コムローイは堪能することができます。
インターナショナルのコムローイが開催される日は、チェンマイのピン川近くでコムローイを飛ばすことができます。
コムローイは、前もってナイトバザールや市場などで購入しておくことをお勧めします。
現地でも運が良ければ購入できますが、かなり高値で売られています。
ちなみに、コムローイを上げに行く際に忘れがちなのがライターです。
火がないとコムローイは飛びません。
インターナショナルのイベントに参加する場合には、火の用意があるためライターは必要ありませんが、コムローイをピン川近くで自分で飛ばすという場合には、ライターを持っていくのを忘れないようにしましょう。
多くの方々が飛ばしているため、借りることもできるかもしれません。
多くの人たちに知れ渡っているイベントで、さらに一生に一度は参加したいと私の友人たちの間でもかなり言われています。
私も、コムローイは何度でも参加したい、そんなイベントだと思ってます。
これから先も毎年、コムローイには参加できたらと思ってます。
本当に、一生に一度は絶対に体験していただきたい、そんなイベントがコムローイ&ロイクラトンです。
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