2019/01/22
タイのチェンマイは、安く、そして穏やかに暮らせる地として定評があります。
そんな中、「こんなはずじゃなかった…」と帰国される方が多いのも事実だったりします。
タイのチェンマイでのロングステイの落とし穴について、解説していきます。
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タイ(チェンマイ)でロングステイは楽園なの?
チェンマイでのロングステイは、ある方にとっては楽園であり、ある方にとっては地獄かもしれません。
どういう事かと言うと、今までのその方の人生でどんな経験をされてきたかにすべてよると言っても過言ではありません。
のんびりした場所で、ゆっくり暮らしたい方にとっては楽園かもしれません。
しかしながら、東京でいつでも何でも手に入る環境で過ごしてきた方、最先端のショッピングなどが好きな方にとっては、チェンマイは地獄となるかもしれません。
2006年現在、チェンマイはかなりの発展を遂げて、ほとんどのものでしたら手に入るようになりました。
「ほとんどの物は手に入る」というこの表現は、私の主観な訳です。
つまり、テレビに出演されたロングステイをされてる方が言われてる言葉や、ネット上にこうして溢れてるロングステイをしてる人の言葉と言うのはその方の主観でしかない訳です。
どこに焦点を当てて、何でも手に入ると言ってるのか、その人の今までの人生経験によって全く変わってくるのです。
私の場合は、もともと「物」に対する執着はなく、むしろ少ないもので暮らしていきたいタイプの人間です。
また、今までも千葉の田舎に住んでいて、田舎暮らしが好きで東京に買い物に行くことはほぼ皆無な状況でした。
出来る限り東京には行きたくない。そんなタイプの人間です。
そのため、チェンマイは私が住んでた千葉の街よりもかなり都会に感じる訳です。
ちょっと歩けば、近所に大きなショッピングモールが二軒もあり、またさらに行けばたくさんのデパートがあります。
大きなスーパーもあり、私にとっては何も困りません。
しかしながら、デパートのお惣菜が好き、素敵なレストランでいつも食事をしたい。という方にとっては物足りなく感じてしまうはずです。
今までの人生経験によって、全く違ってくるという事に気づかないでロングステイを決めてしまうと、情報に踊らされてしまうという事になってしまう訳です。
ロングステイはタイ料理を食べられるかどうかでも決まる?
タイのチェンマイでロングステイするには、タイ料理が食べられないと厳しいものがあります。
もちろん、タイ料理じゃなくても色々な食堂や屋台、レストランなどあるため、そこまで困らないかもしれません。
でも、タイ料理以外は高くつくのが現状です。
タイ料理は、タイで採れるオリジナルの食材を生かして作られているため、安く上がります。
日本食材を購入して毎日自宅で日本食を調理して食べることもできますが、多少高くつくのは覚悟するべきでしょう。
チェンマイでのロングステイの生活費に惑わされるなという事
チェンマイでロングステイを始めて、「こんなはずじゃなかった…」そう感じるのは、多くの場合生活費の部分なのではないでしょうか?
チェンマイでのロングステイの生活費と言うのは、その方の求める生活のランクによって全く変わってきます。
まず、住居をどうするかで大きく変わってくるでしょう。
タイ人の方々と同じようなアパートでいいわ。と言うようでしたら当然ながら安くあがります。
こういうアパートをチョイスした場合、水道が出なくなったり、よく停電が起きたりと色々な問題が起きてくるのも事実です。
多少の汚さなどにも、目をつぶらなければならない部分もあります。
その方その方によって生活費は異なるという事
チェンマイでのロングステイにかかる生活費の安さに惹かれて、チェンマイロングステイを決められる方はかなり多いようです。
確かに、年々チェンマイの物価は上がってはいますが、それでも生活費はまだまだ日本よりも断然安かったりします。
この「チェンマイでの生活費」が大きな罠となるのです。
どういう事かと言うと、チェンマイでかかる生活費と言うのは人によって全く異なるためです。
テレビでは、一か月一人5万円で贅沢な暮らしが出来ると言ってたのに全然嘘だった…。
と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
しかしながら、これは全然嘘ではないのです。
その方は、本当に5万円で一か月暮らせるだけの話です。
贅沢をしないでタイの方々が暮らすような長屋やぼろ目のマンションに住み、エアコンなども我慢して暮らして行けば、正直生活費はそんなにかかりません。
食事も、三食屋台で食べれば、1人一日400円もあれば食べて行くことができるでしょう。
でも、食事の度にメニューに書かれてる金額とにらめっこしながら安い物、安い物を選び、同じような食事をするのも、虚しいですよね?
そんな生活を求めて、チェンマイにロングステイしにやってきた訳ではないですよね?
そう思って虚しく感じてしまい、こんなはずじゃなかった…と思われる方が多いようですね。
何を求めてチェンマイにやってくるかという事
チェンマイでロングステイしたいと思った時に、何を求めてるかによっても全く異なってきます。
静かな場所で、穏やかに暮らしたいと思ってるようでしたら、別にチェンマイじゃなくても良いでしょう。
日本の田舎街で暮らしていくことも可能です。
定年後にチェンマイでロングステイをするという事に焦点を絞って考えてみると、残りの人生をこんなはずじゃなかった…と思いながら暮らすのはちょっと悲しすぎますよね。
そうならないためにも、事前に必ず何度か下見にくるべきなのです。
こんなはずじゃなかった…と思いながら暮らしてる方も結構いらっしゃるようで、日本人の方々が集まり、そんな話をしてるのを聞くと悲しくなってしまうのです。
すべて自分で選んで行動した結果ですよね?
ロングステイの下見は何度かするに越したことはないという事
ロングステイをしたいと思われる方は、一度限りではなく、何度か下見に訪れることをおススメします。
チェンマイは、時期によって気候が異なります。
暑期の3~5月、雨季の6~9月、そして一番気候が良い時期の10月~2月とそれぞれ来てみると、どんな感じなのか掴めるはずです。
いきなり来て、「こんな暑い国では暮らしていけない…」と思っても、自分の責任としか言いようがありません。
ロングステイ前に情報収集する事は絶対必要
また、ロングステイする前に情報収集をする事は絶対に必要です。
ネット上の情報などは、それがすべて100パーセントあなたにとっても当てはまるとは思わない方が良いでしょう。
人によって、感じ方が全く異なってくるからです。
まずは、参考程度にネット上の情報を収集し、実際に暮らしてる方の話を聞いてみるのも一つの方法でしょう。
その中から、何かしらのヒントが得られるかもしれません。
異国で暮らすという事は、郷に入っては郷に従わない限り暮らしていくことが難しいとされています。
ここは日本とは違うんだという意識を持って暮らさないと、チェンマイでは暮らしていくことができません。
実際に、多くの駐在さんやロングステイされてる方が暮らすコンドミニアムで暮らしても、停電は日常茶飯事に起こります。
停電、断水などで目くじらを立ててるようでは、チェンマイでは暮らしていけないのです。
タイ人の気質なども理解した上で、ロングステイをされるかされないか、決めるべきでしょう。
万が一、ロングステイに失敗したと思ったとしても、次の選択肢を選べるようにしておくのも一つの方法と言えるでしょう。
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